ファイルシステムの種類と特徴をまとめてみた
LinuC101試験の個人的な難関であるハードウェア・ディスク・ファイルシステムなどの分野の中でも 特に覚えるのがめんどくさいファイルシステムの種類を表にまとめました。
Linuxのファイルシステム
ファイルシステム | 説明 | ジャーナリングファイルシステム | 動的inode |
---|---|---|---|
ext2 | 以前のLinuxで使用されていた規格 | × | × |
ext3 | ext2の後続 | ◯ | × |
ext4 | ext3の後続(最大ファイルシステムサイズの制約などを改良) Debian10の既定 |
◯ | × |
XFS | シリコングラフィクス社が開発 CentOS 7の既定 |
◯ | ◯ |
JFS | IBMが開発 |
◯ | ◯ |
Btrfs | スナップショット機能 複数デバイスを扱う機能 |
◯ | ◯ |
その他のファイルシステム
ファイルシステム | 説明 |
---|---|
VFAT(Virtual File Allocation Table) | Windowsで使われているファイルシステム。Linux環境でも使える。 Linux標準パーティションなど使えないファイル属性もある。 |
NTFS | Windowsで使われているファイルシステム。Linux環境では読み取り専用。 |
ISO9660 | CDやDVD上に作るファイルシステム |
tmpfs | メモリ上に作られるファイルシステム |
用語
ジャーナリング機能・・・更新履歴をジャーナル(ログ)に記録しておく機能。
動的inode・・・ファイル作成時にinode番号を動的に割り当てる機能のこと。inodeを動的に割り当てるため、inodeの数に制限はない。